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基板知識「ノーマルレジスト、オーバーレジスト」

今回はみなさんに基板プチ知識をご紹介させて頂きます。


プリント基板の『オーバーレジスト』、『ノーマルレジスト』はよく耳にすると思いますが、いったいどう違うのか、

どんな意味しているか、またランド、パット上において、どんな役割があるかご存じでしょうか。

 

ノーマルレジスト『ソルダレジスト開口に対して、パターンを小さくする』設計手法です。

通常のレジスト設計手法です。

 

オーバーレジストソルダレジスト開口に対して、パターンを大きくする設計手法です。

オーバーレジストの役割は『ランドパターンが基材から剥離するのを防止する』のことです。

まとめてみると、下記のようなメリットがあります。

ランドもパットどちらも同じです。

 

パターンと基材の接合強度が大きくなる

パターン開口部が全て均一になる

パターン間のレジストが大きくなる

 

ランドの場合:

※分かりやすいため、両方のランドを同じサイズにしています。

 

           

パットの場合:

※分かりやすいため、両方のパットを同じサイズにしています。

 

●ランドのオーバーレジストのデメリットとしては

ランドに対してレジストを絞っているのは実装の際に半田をつけたくないことが多いです。

製造からすると、穴径と同等のレジスト開口にするとレジストがずれる事によって穴の中にレジストが流れてしまう危険があるので、穴径よりはレジスト開口を広くしているのが多いです。

穴にレジストが入ってしまうと酸洗浄の薬液が十分に乾燥されず、穴内に残る可能性があり、経年変化でスルーホールメッキが腐食して断線する可能性があります。

 

●パットのオーバーレジストのデメリットとしては

パターンを大きくするため、配線領域が小さくなります。

 

ほかのオーバーレジスト開口の例を見てみましょう。

ビアの使用目的が、信号を繋げるだけであれば、ビアのレジスト開口は小さくても大丈夫です。

ランド径より一回り大きくするのではなく、穴径に対して、レジスト開口を大きくします。

 

これにより、狭い領域でもレジストが繋がらず、安全な設計を行うことができます。

いかがでしょうか。

 

お客様のご要望に応じて、品質はもちろん、さまざまなレジスト開口の対応ができます。案件により、最適な提案ができる優秀な国内、海外の基板工場と提携しておりますので、プリント基板Naviまで気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

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