弊社の提携先プリント基板メーカーのQCDSをご紹介します。
品質を担保する為に不可欠なのは、組織作り・製造工程・製造機器、そして人です。
特に重要なポイントは”人”です。
例えば、ほとんどの工場がISO9000シリーズやISO14000シリーズ、QC080000、TS16949等の品質マネジメント基準を取得しておりますが、注視すべきは、実際に品質を確保できる仕組みを作り上げ、実践、改善活動がなされているか、工場監査の時だけ取り繕っているのではなく、普段の製品製造時に真摯なモノ作りが実践されているか、です。
それは”人”への教育や、企業の”人”に対する環境作りなどに大きく左右されると考えます。
「品質=仕組み=人」に重点を置いている工場には優秀な人材が多く従事しており、そこで生み出されるモノの品質も高いと思います。
お客様の工場監査に同行し、立ち会った時のこと。
工程毎に現場を回っていると、廊下に小さな紙屑が落ちていました。すると工場の責任者が速やかにその紙屑を拾いポケットにしまいました。
そこは通常の廊下であり、クリーンルームのような厳格に管理された空間ではなかったのですが、その様子を見たお客様が、「彼の行動を見ただけで、安心しました。」とおっしゃいました。
工場監査に影響の無い部分ではあったのですが、その責任者の行動、立ち振る舞いから、日頃、しっかり品質管理に注力されていることが感じ取られたのだと思います。
その後、その工場は無事監査も通過し、そのお客様とは良好な関係が続いています。
また、5Sという活動がありますが、当たり前に実践出来ている工場は海外では多くないかも知れません。
5Sの意味を理解し、実践できているかどうか、継続的に従業員への教育を行える体制ができているかなど、中国・韓国などの海外基板メーカーを熟知している私たちが、確認すべきポイントを抑えながらご案内いたします。
メーカー選定にあたり、コストは最重要ポイントと言えるでしょう。
実は、基板の価格はさまざまな角度より熟考され、決められています。
平米単価は幾らですか?とよく聞かれます。確かに平米単価は目安にはなります。
しかし、各お客様の年間生産数や月間生産数、ようは何㎡作られるお客様で先々どの程度発注いただけるのかが分からない中での価格競争を強いられているのが工場側の実情です。
その基板の面積、穴数、穴の大きさ、パターンの幅・間隔、それらより歩留まりを考慮し、また各材料の仕入れ状況、マシンメンテナンス、人件費などなど。
工場の維持継続そして発展の為に、どこかを我慢して捻出(算出)しています。
基板の1枚単価はそれはそれは複雑な背景がある事をご理解いただいた上で、価格を見ていただけると各工場も喜ぶと思います。
これらを踏まえた上でも、日本メーカーとくらべ、海外メーカーは圧倒的に安価での量産が可能です。
私たちがご紹介する海外メーカーは、日本の大手企業の量産を請け負うメーカーなど、高品質ながら、低価格での基板のご提供が可能なメーカーばかりですので、自信をもってお勧めいたします。
納期は、”品質”と正対する重要なポイントになります。
メーカーには納期を順守できる生産計画を組むことが求められますが、それができていない海外メーカーが存在するのが実情です。
やはりここでも各担当者の意識(人)に委ねられる部分が大きいと思われます。
私たちの提携先海外基板メーカーに、最終検査工程(QC部門)の責任者が検収しないと出荷しない。と徹底している工場があります。 各お客様と取り交わした”受け入れ基準”などと照らし合わせて合格品でないと出荷しないという徹底ぶりです。 このように、私たちがご紹介できる海外基板メーカーは、「納期を守る」という強い意識を持って活動しているメーカーが多く登録されておりますので、安心してご依頼ください。
海外メーカーとの取引において、日本語が通じるのか、万が一のトラブル発生の際のリカバリーは迅速で的確か、など不安に感じられる企業様も多いかと思います。
そんな企業様と、中国・韓国などの海外メーカーとの円滑なお取引をサポートするのが私たちの役割です。
長年培ってきたノウハウと、中国などの優良基板メーカーとの太いパイプを活かし、お客様に喜んでいただけるサービスをご提供できるのが、私たちの強みです。